シナプス全細胞の日記

お気軽にみてください。

夜明けは鬱陶しいから2度と太陽は顔を見せないでくれ

朝4時 空の色が変わってきた。鳥の声も聞こえて来る。

 

いつまでも夜が明けなかったらいいのにと思う。

夜が明けていくことを、希望とか、なんかそういう明るい、良いことのように例えるやつがいるけれど、俺はそうは思わない。

 

 

暗闇は痛みを和らげてくれる

 

暗闇の中でなら、自分の身体的なコンプレックスは見えなくなるし、そこには自分の精神だけが、暗闇の中にぷかぷかと浮かんでいる

 

顔も肌の色も周りの景色も、なにも見えない、全て闇に溶けている、言葉を喋れば、言葉だけが、音だけが、暗闇の中に浮かぶ。

 

夜が明けてくると、光は徐々に色んな物事をハッキリとさせてくる。

 

部屋にある本だとか、布団だとか、机だとか、そういうものがだんだんと見えてきて、自分の身体も見えてきて、徐々に現実までもが見えてくる。

 

自分のコンプレックスだとかトラウマだとかの闇に紛れていたものが、夜明けとともによりくっきりと見えてくるのだ。

 

暗闇に包まれていた時とは、全く別の、どこか違う世界にやってきたように思えてくる。

 

そしてそれは俺をとても憂鬱な気分にさせる。

 

だから夜明けは嫌いだ、鬱陶しい